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2016/06/13

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R・E・S・P・E・C・T

少し前からテレビや日常会話で、「ディスる」という言葉を耳にすることがあります。

この言葉は、

 「リスペクト」(敬う,尊敬する)

に、否定の意味を持つ接頭語「Dis-」をつけた

 「ディスリスペクト(軽蔑する,馬鹿にする)」

という言葉と、日本語を掛け合わせたスラングです。

会話の中でも、その意味の通り、相手を否定する時などに使われています。

実はこの言葉、もともとはHIP HOPシーンでしばしば使われていたことから

広まったのはご存じだったでしょうか。

HIP HOP好きの私からすると、まだまだ日本ではマイナーな音楽だけに、

少しでも世間に影響しているかと思うと、嬉しい気もしています。

ではなぜ、HIP HOPシーンなのでしょう。

それは、HIP HOPの歴史にあります。

HIP HOPと言えば「YO!YO!」的ないわゆる「ラップ」を

思い浮かべる方が多いのではないかと思います。

「ラップ」は、HIP HOPの発祥地であるアメリカで、

人種差別などに対する不満をリズムに乗せて語ったスタイルが、

音楽として確立していったものと言われています。

その「不満を語る手段」として相手を否定する、つまり、

「ディスる」ということが行われてきました。

私がHIP HOPなどの音楽を聴くようになってから十数年、

その間に、ラップだけでなくDJやブレイクダンスなど、

HIP HOPの要素と呼ばれるものが徐々に世間に受け入れられてきており、

とても嬉しく思います。

「ディスる」の話でしたが、仕事でもプライベートでも、

周囲に対する「リスペクト」を忘れずに活動していきたいと重います。 

平井