久保田利伸さん、彼の25周年ツアー(Party ain't A Party!)に参加したときの話しです。
そのライブは文字通り”Party ain't A Party!(これ以上のパーティーはない!)”と感じさせられました。
しかし内容が偏るのでそう感じたことについて書く訳ではありません。
そのライブで日常では感じたり、考えることのなかった出来事について書きたいと思います。
当日、胸を躍らせ会場である大阪城ホールに向かいました。
まだお客さんの数もまばらだった頃会場に到着し、アリーナ席のちょうど中央付近に自分の指定席を見つけ着席しました。
心地よいBGMに包まれたホール。私は徐々に気持ちが高ぶってきました。
そんな中、ふと会場を見渡すと大勢のお客さんでいっぱいになっていました。
後で調べると追加席が用意されるほどの超満員だったそうです。
人数に驚いただけではありません。
私の席から5つ隣の席には70代くらいの女性が自分の娘であろう女性と席に座っていたのです。
その驚きを伝えようと、隣の席に座っている弟に声をかけました。弟も「ほんまや、元気やなぁ」と言って驚いていたようでした。
その女性は確かに元気で、ライブが始まってからも他のお客さんと同じように席を立ち、手を振り、
そして体を揺らしながら久保田利伸さんのパフォーマンスを楽しんでいたことには後になって本当に驚きました。
また、少し微笑ましい光景にも思えました。
しかし、私が驚いたのは70代の女性が元気だったからではなく、その70歳にもなる女性が
久保田利伸さんの歌を通して気持ちを動かされているということでした。
もっと言えば、気持ちだけでなく体を動かして実際にこの大阪城ホールまで来てはるやん!ということです。
私より若いファンもいるだろうし、この女性のように高齢の方からも支持されている、
つまり世代を越えたファンがいる(しかも大勢いる)ことを目の当たりにしたのです。
またこの感動と同時に、このことが25年間シーンの第一線で活躍し続けた結果の一つであり、
継続する事が持つ力に改めて気づかされました。
実は、このライブが行われた日はちょうど弟の25歳の誕生日ということもあり、
久保田さんの25周年ツアーの日程と偶然重なったため弟がライブに誘ってくれました。
弟の誕生日ということは、双子である私ももちろん誕生日なので、
その誘いを聞いて二人ともテンションが上がらないわけがありませんでした。
そんな家族(兄弟)思いな弟や、他の信頼・影響し合える家族、
これらは少なからず私が生まれてからの25年間の結果の一つであり、
これからも大切にしていきたいと思っています。
平井