世界情勢による価格高騰に加え、最近の大雨の影響で、野菜を含めた多くの食品価格にも影響が出てきていますね。（ここではあえて建築資材高騰には触れませんが・・）食べることはもちろん、料理することに楽しみを感じている私にとっては悩みの種です。ですが、”食”はやはり生活のうえで重要なこと。可能な限り、削減せずにいきたいところです。
そんな中、先月５月には３年ぶりの贅沢ができました。私がこの時期に楽しみにしている『駿河３色丼』です。（私の勝手な命名です）簡単に言えば『生しらすと生桜えび』の２色丼の上に、皮付きモチ鰹の刺身を乗せるという、まったく手の込んでない料理ですが、こういう最小限の調理が素材を感じられていいんです。
”３年ぶり”というのは、桜えびの不漁により市場には生桜えびがほとんど出回らなかったためです。ですが、漁業に関わる方や県などの努力により、少しずつ回復してきているようですね。まだまだ漁獲高が伸び切らないため、明らかに割高ではありましたが、とても満足できました。
価格変動はひとつの要因だけではなく、いろいろな要因が絡み合って起きているものだと思います。とはいえ、きっとどこかの見知らぬ皆さんの努力あって、なんとか現状の価格高騰で収まっているのかもしれませんね。いつまでも美味しいものをいただける状況が続いてほしいと願ってしまいます。
私たちの仕事が建設業以外の方々に直接的に影響を与えられるかどうかは別として、私たちが携わったどこかで『建築』の中でも、どこかの見知らぬ皆さんの笑顔が生まれていると嬉しいなと日々思います。
（I・H）